三昧

不眠症が落ち着いてきたのは良いんだけど、今度は今までが祟って寝不足(苦笑)
今朝も起きれなくて一時間フレックスしてしまった……。
道々日記にこれを書こう!と思って色々考えてきたのに、会社に着いたらすっかり頭から抜けてた……。結構長文だったハズなのに……。


月曜は美術館三昧。三昧ってと思われるかもしれないけれど、一日で三個まわれば三昧だと思う(笑)
11時半に上野で待ち合わせて、まずは一軒目(一館目?)西洋美術館のレンブラント展へ。
連休と言う事と、お天気と言うことで人出は結構あって、サイズの小さいデッサン画等は見るのに並ぶ始末。
こういう時に一番困るのが押す人(苦笑)絵に夢中なのか早くみたいのか分からないけれど、後ろからカバン等でグイグイ押されると嫌な気分になる……。
こういう時突進してきたり、グイグイ押したり、横から入ってくるのは大体お年寄りの方……。
周囲に注意がまわらないのか。年功序列と思われてるのか(笑)自分は気を付けようと思っているけれど、歳を取ったらそこに思い至らなくなるのかしら…。


見終わったら結構時間が経っていたので、一旦遅い昼食を取りに近くにある(と言うかそこしかない)精養軒へ。蟹クリームコロッケが美味だった(笑)


暫く休憩した後、今度は大徳寺の襖絵展へ。狩野派の襖絵の展示を観に。
一斉に全部展示し、並べて観られるのは珍しいことらしく、ここも結構人出。
線が優しくて、色の無い世界なのに、生き生きと描かれていて襖絵に対する認識が変わった。
機会があったらちゃんと本場でお庭と併せて見たいなぁ。


見終わってから、ついでだし…と言うことで伊能忠敬の日本地図の展示も見に行く。
これを足で確認して地道に計測し、図面におこすという労力を考えると気が遠くなるような根気強さと忍耐と苦労があったのは想像するのに難くない。
計測がされるまでの地図というのも展示されていて、これが又いい加減具合と正確さの微妙な部分が出ていておもしろかった。


全て見終わると閉館時間になっていたので追い出されるように外へ。
連れも自分もヘロヘロだったので(笑)まっすぐ帰ろうと上野駅へ向かって歩いていると、明らかに迷子という呈……の子供が。
遠目でもそれと分かるのに周りの大人はチラとも見ずに足早に通り過ぎていて、ちょっと呆れる。
5歳の男の子でどうやら動物園に両親と来たらしい。近くを見渡しても親らしき慌てた人も見えず。
仕方なく派出所の分署(既に本署に引き上げた後)の前に北風の中立って待つ。
連れに一応総合案内に走って貰い、泣きじゃくる子供を宥め宥め待っていると、子供が「あ!」と言う顔をしたので、そちらを見てみてると若いお父さんが煙草片手に全く慌てる様子もなく、ニヤニヤしながらダーラダラと歩いてくる(苦笑)
子供が抱きつくと「一人で走ってくからだろ、お前が悪い」と言って、ふと、私に気づいたと言う感じで「?」と言う顔を一瞬したけれど、保護して貰ったと思い至ったのか「もしかして…お世話になりました〜どうも〜」と言うとさっさと去っていった……。
ちょっと呆れながら親子を見送っていると連れから電話が入り、本署から警官が来てくれるから待たなくてはイケナイと言われて、今度は連れと二人北風の中震えながら待つ。
そこへ警官が息切らせながらやってきたので、申し訳なくなりながら事情を説明すると苦笑いしながら何度も有り難うございましたと言われる。
と、言うかこの反応は先ほどの親が返す物じゃないのかなあ。釈然としない…。

別に凄く感謝して欲しいとかそういう事ではなくて……子供を探す態度とか、子供に有り難うを言わせるとか……(礼儀教育的に)必要なんじゃないかなぁ…と。