桜の下

最近見ている人の日記にこの記事のメモが載っていた。
これを見て昔読んだ梶井基次郎の本を思い出す。
その又昔に読んだ漫画の中で、桜の下には死体が埋まっているんだよ……と言う台詞があって幻想的〜と思っていたら、実は梶井基次郎が元だったのだと後になって知って、興味を持って読んだ記憶が……。
文体がイマイチ合わなくて、それっきりだったけど……持ってる空気が凄いなぁ……と思った事だけは覚えている。
その見ている日記の人も書いていたけれど、桜の下に骨を撒くなんて、あくまで小説の中だから怪しく幻想的なのであって、実際にやった所で気持ち悪いだけだと思うんだけど……この撒いた人ってどんな気分で撒いたのかしら。
この梶井基次郎の「桜の下には……」の言葉は、梶井の小説から……と言う事は案外知られてないようで、職場のおじさんも「桜の下には死体が埋まってるって言うもんねぇ」なんて言っていて昔からそう言われていると思っていたらしい。
確かに桜ってなんだか怪しくて、そう言われるとそんな気分にさせる物がある気がする。
葉が出ず、薄いピンク色の花のみなのが昼間は儚く、夜は怪しく見せる元なんだろうなぁ……。
散るときもハラハラと潔く落ちるし。
昼間お花見に行くと、最近は風情もへったくれも無い若い子とか多いけど(後は飲んだくれたおじさん)誰も居ない夜中の静かな桜並木なんて見に行くと、それはもう本当に素敵で、この良さが分かる日本人で良かったなぁなんて思う。


関係ないが、ダーツ投げ頑張ったせいか昨日から筋肉痛……月曜に出たからまだ若いな〜なんて一人悦にいる反面、ダーツ100回弱投げたくらいで筋肉痛とは情けない……。
和弓やってた時はこんな位ヘでも無かったのに……運動不足か……。