ブタクサ

アメリカ原産の1年生の帰化植物で、明治初期に関東・中部地方で見いだされ、
昭和に入って全国に広がった。
主に関東以西に多い。
空き地や放置された畑、道端などに生え、高さ0.3-1.5メートルになる。
この花粉は、オオブタクサとともに花粉症の原因として有名である。
葉は下部で対生し、上部で互生する。葉が羽状に深裂するので、掌状に3-7裂するオオブタクサと区別できる。
名前は英名のHogweedを直訳したもの。
花期:8-9月
分布:帰化植物

帰化植物とは何となく意外。名前からして日本原産なのかと思っていた。

原産とか帰化と言うと、最近は交通が便利になり、色々な物が紛れ込んだり持ち込まれたりして入ってくるようになったせいか、外来も在来もごちゃまぜになってしまった感がある。
生態系の問題もあるし、もっと早くに水際でくい止められれば良かったのだろうけど、今更これだけ分布してしまったら駆除は出来ないんだろうなぁ。


帰化の中には紛れ込んで帰化してしまった物もいれば、人間の都合で持ち込み離され、今や害獣として追われる物もある。
代表的な物で言うと沖縄や奄美大島マングースや魚のブラックバスなんかは人間の都合で持ち込まれ、離され、今や駆除の対象となっている物の代表選手。
話題に上る度、人間って本当に勝手だと思う……。
望まない土地に連れてこられて離されて、挙げ句やっぱり役に立たないし、在来種を捕食するから今度は駆除って……。
確かに捕獲しました飼育します。と言うわけには行かないのは分かるけれど、元々の土地に送り返してやるとか何か方法があると思う。
お金は掛かるかも知れないけれど、そこまで責任取るのが生態系に無い物を連れてきて離した人間の責任だと思うんだけどな。