IZO感想

寒風吹きすさぶ中、みあちゃんとMちゃんとIZO観劇に青山へ。
劇場に入ると、どう見てもまっとうな職業ではなさげな人たちがうようよ。
いのうえひでのりさん迄客席うろうろ(笑)
一階センターの通路から三列後ろの席だったのだが、前二列は関係者。
更に左右ブロックも一列目は全員関係者。
通路挟んで前ブロックの最後列にも関係者らしき人が。
どうやら関係者招待日だったらしい。
自分が居たブロックの最前列三個が最後まで空いていて、気になっていたら、なんと翼登場。
最初帽子を被って俯きがちに入って来て、前のブロックの人たちが激しく振り返っていたので誰だろうと思っていたら、退出時に顔が見えてビックリ。
(自分が見られている訳ではないが、あれってかなり居たたまれない。本人は芸能人だから慣れてるだろうけど)
上演中はちゃんと帽子取ってるし、キチンとした姿勢だし、出入りの時ににこやかに関係者に挨拶をしていて、かなり好感度高し。
服装もお洒落で格好良かった。
いがぐりくん(友達曰く山本○ョージ)になった時はどうしようと思っていたが、やっぱり格好いい(笑)

岡田以蔵関連の作品を観るのは初めてで、幕末マニアでもないので、普通の人程度の知識しかなかったが
(と、言ってもヒロインが居なかったであろう事位は分かる(笑)
でもあのヒロインが居る事で彼の人間らしい面が出ている気がする。
と思っていたら、パンフレットにもそう書いてあってやっぱりと思った。)
彼位の身分の人だと、きっと史実も何処まで真実か分からないし、ましてお芝居だからフィクションなのだけれど、大きく俯瞰してもかなり切ない生き方だなと思った。
所々でとても幼い子のような描写が出るのだが、だからこその辞世の句で、だからこそ彼が最後に到達したんだなと感じたある意味真実を突く気がした台詞は、もの凄く響いた(ジワッと泣けたくらい)
主役を演じていたゴウくんの表情が結構良くて、もう少し近かったら全体を観つつ表情も観れたのになぁというのが惜しかった。
(全体を諦めて双眼鏡のお世話になる場面が何カ所か)
台詞回しも表情も良いと思ったのだが、登場第一声から声が……。
かなり喉がやられていて、大きな声をあげる場面では台詞も結構聞き取りづらい程で、これで楽日まで……大阪までと言うよりみあちゃんも言っていたけれど、東京楽日までも厳しい所があるかも。
最初の叫びも結構大事なハズなんだが、掠れて裏返ってしまっていて……惜しい感じ。
まだ荒い所もあるけれど、役者として結構好き。
これで滅多に役者としてのお仕事をしていないのはちょっと勿体ないかも。
次回又舞台があったら是非観たいな。